暑い夏に欠かせないスイーツ、アイス。
皆さんは、どんなアイスが好きですか?
夏祭りで食べるかき氷。
プールに行った帰りの棒アイス。
牧場に行って優雅に食べるコーンタイプのアイス。

一口に「アイス」といっても、乳成分の割合によって4種類に分けられるって知っていましたか?
この記事では、種類ごとの特徴や味わい、おすすめの選び方などを詳しく解説していきます!
その前に「これだけは、知ってほしい!!」という用語を説明します。
乳固形分と乳脂肪分とは
乳製品に含まれる成分は、下の図のように分類することができます。

今回注目するのは、乳固形分と乳脂肪分の2つです。
乳固形分:アイスの土台となる栄養成分
乳固形分とは、牛乳から水分を除いた成分全体のことで、タンパク質、脂質、炭水化物、カルシウムなどの栄養素を含みます。アイスにおいては、乳固形分の割合が多ければ多いほど、濃厚な味わいやコクを楽しむことができます。
乳固形分は、さらに以下の2つに分類されます。
牛乳中の脂肪分のこと。
バターやクリームの原料となる成分で、アイスにコクや滑らかな口当たりを与えます。
乳脂肪分を除いた成分のこと。
タンパク質、炭水化物、カルシウムなどの栄養素を含みます。
乳脂肪分:アイスの味わいを左右する脂肪
乳脂肪分は、アイスの味わいや口当たりを大きく左右する重要な成分です。
乳脂肪分が多いほど、アイスは濃厚な味わいやコクを持ち、滑らかな口当たりになります。
一方、乳脂肪分が少ないアイスは、あっさりとした味わいで、シャリシャリとした食感になります。
4種類のアイスをご紹介
それでは、4つのアイスの種類を見ていきましょう!
1. アイスクリーム
乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上を含むのがアイスクリームです。乳脂肪分が最も多く、濃厚なミルクの風味とコクを楽しむことができます。

アイスクリームの特徴
- 濃厚なミルクの味わい
- コクと滑らかな口当たり
- 比較的高価格
こういう人におすすめ
- ミルク本来の味を楽しみたい方
- 濃厚な味わいが好きな方
- ご褒美アイスとして
代表的なアイスクリーム
2. アイスミルク
乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上を含むのがアイスミルクです。アイスクリームに比べて乳脂肪分が少ないため、あっさりとした味わいで食べやすいのが特徴です。

アイスミルクの特徴
- あっさりとしたミルクの味わい
- シャリシャリとした食感
- アイスクリームよりも低価格
こういう人におすすめ
- カロリーや脂肪分を抑えたい方
- さっぱりとした味わいが好きな方
- 複数個食べたい方
代表的なアイスミルク
3. ラクトアイス
乳固形分3.0%以上を含むのがラクトアイスです。アイスクリームやアイスミルクよりも乳脂肪分が少ないため、低価格で販売されることが多いです。また、植物性脂肪が使われることが多く、バリエーション豊かな味わいが楽しめます。

ラクトアイスの特徴
- 様々な味やフレーバー
- 低価格
- シャリシャリとした食感
こういう人におすすめ
- 色々な味を試してみたい方
- コスパ重視の方
- 子供と一緒に食べるアイスクリームとして
代表的なラクトアイス
4. 氷菓
乳固形分3.0%未満のものを氷菓と呼びます。シャーベットやかき氷、アイスキャンデーなどがこの分類に入ります。果物や果汁などを凍らせたものが多く、さっぱりとした味わいで夏にぴったりです。

氷菓の特徴
- さっぱりとした味わい
- カロリーや脂肪分が低い
- 様々な果物や果汁の味を楽しめる
こんな人におすすめ
- カロリーや脂肪分を抑えたい方
- さっぱりとした味わいが好きな方
- 食後のデザートとして
代表的な氷菓
まとめ
アイスクリームは、乳成分の量によって4種類に分けられます。
それぞれの特徴や味わいの違いを理解することで、自分の好みに合ったアイスを選ぶことができます。
今年の夏は、色々な種類のアイスを試してみてはいかがでしょうか。
比較表
| 種類 | 特徴 | 乳固形分 | 乳脂肪分(乳固形分の内) | 代表的な商品 |
|---|---|---|---|---|
| アイスクリーム | 濃厚なミルク、濃くと滑らかな口当たり。 | 15.0%以上 | うち8.0%以上 | ハーゲンダッツ、ピノ、パルム |
| アイスミルク | あっさりとしたミルクの味わい、シャリシャリとした食感。 | 10.0以上 | うち3.0%以上 | 雪見だいふく、ジャイアントコーン、チョコモナカジャンボ |
| ラクトアイス | 様々なフレーバーを楽しめる。 | 3.0以上 | – | クーリッシュ、爽、パピコ |
| 氷菓 | 様々な果物や果汁を楽しめる。 | 3.0未満 | – | ガリガリ君、サクレ、あずきバー |












