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笑顔を運ぶ人たち vol.6

2025 5/01
チームからのお知らせ 食の支援
インタビュー 食料支援
2025年5月1日2025年5月23日
吉井隆貴

最近よく耳にする『フードバンク』、知っていますか?
これは、家庭や企業から余った食料を集め、それを必要としている人々や団体へ届ける取り組みです。

ぐらくま

「フードバンク」について詳しく説明するよ! ここをクリックしてね!

本インタビュー企画では、そんな食料支援活動の最前線で活躍する方々に焦点を当て、インタビューをおこなっています。6回目となる今回は、埼玉県所沢市に拠点を置く「NPO法人フードバンクネット西埼玉」の代表、丸茂 真依子さんにお話を伺いました。

🔗 フードバンクネット西埼玉
活動場所・拠点:埼玉県所沢市

目次

現在取り組んでいることについて教えてください

内野

現在どのような活動をされていますか?

丸茂さん

私たちは主にフードバンク活動を中心に行っています。家庭や企業から寄付された食品を、子ども食堂やフードパントリーを運営している団体に提供しています。また、地域の市役所や社会福祉協議会と連携し、個別の家庭への食品提供も行っています。

内野

提供される食品はどのようなものが多いですか?

丸茂さん

一番多いのは常温保存できる食品です。お菓子が最も多く寄付されていますが、主食やおかずになる食品が不足することがあるため、必要に応じて支援をお願いしています。また、最近は月に一回、少量ですが冷蔵品を提供することも始めました。

内野

他にも取り組まれていることがあれば教えてください!

丸茂さん

具体的には、以下の活動を行っています。

1.支援活動のバックアップ

・行政との連携や交渉を行いながら、県単位で食品を寄贈していただける企業の開拓にも取り組んでいます。

2.広報活動

・講演会や研修会を行い、地域の方々やボランティアに向けて、ノウハウや知識を提供しています。

3.フードバンク・子ども食堂の立ち上げ支援

・フードバンクや子ども食堂の立ち上げを支援し、準備段階から運営方法までアドバイスを行い、安定した活動の運営をサポートしています。

活動を始めたきっかけは何でしたか?

内野

設立した経緯やきっかけについてお伺いできますか?

丸茂さん

私は3代目の理事長なので、団体の立ち上げは行っていませんが、団体の設立のきっかけは2015年に遡ります。当時、所沢市で活動していた支援団体があり、その団体が困窮している方々を支援していく中で、特に食品の寄付が必要な場面が多く見受けられました。そのため、最初はその団体内でフードバンク活動が始められました。

内野

その後はどのように活動を展開していきましたか?

丸茂さん

フードバンクへの需要が大きくなったこと、そして所沢市の活動を見て、周辺地域でも同様の活動を立ち上げたいという声が増えてきました。そのため、私たちだけで活動を続けるのではなく、フードバンク同士が協力し合い、埼玉県内に食のセーフティネットを作ろうと考えました。結果的に、2017年に「フードバンクネット埼玉」という名前で、NPO法人として活動を開始しました。

内野

その活動に丸茂さんが参加しようと思ったきっかけは何でしょうか?

丸茂さん

私は出産後、育児に専念していた時期がありました。そのとき、次の世代に良い社会を引き渡すことが大切だと感じ、自分ができることを探していました。フードバンク活動なら、子供から高齢者まで幅広い範囲で支援できると思い、フードバンク西埼玉がNPO法人化した直後に事務局スタッフとして参加しました。現在は3代目理事長として活動しています。

内野

先程、「食のセーフティネットを作ろうと考えた」とおっしゃっていましたが、その結果、どのような利点が生まれましたか?

丸茂さん

埼玉県内には約10団体のフードバンクがありますが、1つの中心となるフードバンクを設けることで、企業や行政はそのフードバンクに寄付を集中させ、効率的に手続きを進めることができます。中心のフードバンクが各団体に食品を振り分ける形にすれば、支援の流れがスムーズになります。

内野

ネットワークを作ることによって、支援がスムーズになるんですね。

丸茂さん

はい。また、フードバンク同士は孤立しがちですが、ネットワーク化すると情報交換や相談がしやすくなり、モチベーションも維持できます。その他にも、地域ごとの特色を生かすことができます。例えば、お米が多く取れる地域や物流拠点がある地域が得意分野を活かし、それぞれを補い合いながら地域に密着した支援を広範囲に広げることができます。

活動で感じている課題

内野

現在、活動を行う中で特に課題に感じていることは何でしょうか?

丸茂さん

課題として以下のことを感じています。

・資金不足:限られた資金で最低限の活動しかできず、活動の拡大が難しい。

・人手不足: アクティブなボランティアの方は10名程度のため、受け入れ量に限界があり、寄付を断ることもある。

・倉庫不足: 十分な広さの倉庫が確保できておらず、容量がいっぱいになると受け入れができない。

・輸送問題: 活動範囲が広く、運転や力作業ができるボランティアの方が不足しているため、食品の配送に支障が出ている。

丸茂さん

これらの課題が重なり、現在はギリギリの状態で最低限の活動を行っている状況です。

内野

コロナ禍ではどのような影響がありましたか?

丸茂さん

コロナ初期には、市外から来ていたボランティアの皆さんが移動できなくなり、 活動する人数が減少しました。そのため、食品は余っていたものの、 人手不足で配布が難しくなりました。子ども食堂もコロナの影響で活動を休止し、フードパントリーに移行した団体が多かったです。

内野

コロナ収束後、活動に変化はありましたか?

丸茂さん

コロナの影響で、支援を受ける対象が高齢者から子育て世帯や若年層にまで広がりました。また、子ども支援という分野も以前と比べると社会的に注目されるようになり、子育て世帯への支援の需要が一気に増えました。

内野

現在は、物価高騰が続いていると思います。支援活動にはどのような影響を与えていますか?

丸茂さん

現在、特に米が不足している状態が続いています。食料支援において、どれだけ集めても足りない状況です。今まで確保できていた量がだんだん難しくなってきました。
私たちとしては、食品を購入する資金がないため、寄付に頼るしかありません。しかし、企業の協力を得て、防災用の簡易パンなど、代替となる食品の確保に努めています。米の提供は難しいかもしれませんが、麺類やパンなどで代替品を提供できるように企業と連携していくつもりです。

最終的に目指す社会像とは?

吉井

最終的に目指したい社会像とはどのようなものでしょうか?

丸茂さん

最終的にはフードバンクのような支援が必要のない社会が理想です。

吉井

理想を実現させるために現在目標にしている地点を教えてください。

丸茂さん

現在目標として掲げているのは10t トラックで納品できるような大きな倉庫を県内に確保することです。現在大きめの倉庫はアクセスの悪い場所にしかなく、倉庫の活用が難しい状況です。
また、社会には生活保護受給者など困窮者に対する偏見や分断があり、フードパントリーをしている人の中でも支援を行うことに違和感を覚える方がいらっしゃったりします。ただ私は支援する立場としてそういった分断をしてはいけないと考えており、相互理解がある社会を目指してお互いが分かりあっていけるような雰囲気を作っていきたいと考えています。

学生へのメッセージ

吉井

学生に向けて伝えたいメッセージはありますか?

丸茂さん

現在目標として掲げているのは10t トラックで納品できるような大きな倉庫を県内に確保することです。現在大きめの倉庫はアクセスの悪い場所にしかなく、倉庫の活用が難しい状況です。
また、社会には生活保護受給者など困窮者に対する偏見や分断があり、フードパントリーをしている人の中でも支援を行うことに違和感を覚える方がいらっしゃったりします。ただ私は支援する立場としてそういった分断をしてはいけないと考えており、相互理解がある社会を目指してお互いが分かりあっていけるような雰囲気を作っていきたいと考えています。

最後に伝えたいこと

吉井

最後に、これだけは伝えたいことはありますか?

丸茂さん

他者を思いやり、助け合うことを大切にしてほしいです。人間は一人だけでは生きていけない社会的な動物です。だからこそ他者にとってどう見えるかなど想像力を使ってコミュニケーションを行い、自分の身を守っていってほしいです。そして、フードバンクは他者への思いやりの究極であると考えています。自分には利益が無くても困っている人が助かってくれればそれでいいという思いやりの心が社会を豊かにすると信じています。これから社会は厳しくなっていきますが、自分を守りつつ他者を思いやる心を持って生きてほしいです。

編集後記

今回で第6回目となる、当法人のインタビュー企画「笑顔を運ぶ人たち」。いかがでしたか??
今回は、埼玉県所沢市を拠点に活動されている「NPO法人フードバンクネット西埼玉」の丸茂真依子さんにお話を伺いました。

資金や人手不足といった様々な課題に直面しながらも、現在の状況と真摯に向き合い、食料支援の輪を広げようと活動されている姿がとても印象的でした。
フードバンクという取り組みは、まさに“他者を思いやる心”の象徴です。

人はひとりでは生きていけない。だからこそ、お互いを思いやり、支え合う社会の大切さを、今回のインタビューを通じて改めて感じました。これから、社会はさらに複雑で難しくなっていくかもしれません。それでも、自分自身を大切にしながら、お互いを助け合う気持ちを忘れずに持ち続けたいと思います。

次回のインタビューはどの地域でしょうか??
ぜひお楽しみにー!!

 

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