皆さんは、給食でどのくらいの食品ロスが出るか考えたことはありますか?
この記事では、給食での食品ロスに気付いていただきたいです。
「自分に何ができるのか」「どうすれば食品ロスが減るのか」
一緒に考えていきましょう!
給食での食品廃棄物の発生量
今、年間で生徒1人当たり約17kg、日本全体で約5万tの給食が残されています!!
(平成25年度推計)
また、残食率(人数分の提供量に対する、残食の給食量の割合)の平均値は約6.9%でした。
※残食___たくさんの人たちに提供される給食・外食店の食べ残し
食べ残しの原因
- 嫌いなものがある
- 量が多すぎる
- 食べる時間が短い
- おいしくない
1位の「嫌いなもがある」と回答した人は、61%以上!
給食の食品廃棄物の処理方法
(平成25年度)
肥料化と焼却による処理がほとんど。
リサイクル率(飼料化、飼料化等)は約半分
〇リサイクル率〇
廃棄物のうち、再生利用できるものへと変えた量の割合のこと。
食育・環境教育の取り組み
食材が給食になるまでに興味をもってもらい、命の大切さを学んでもらうことで食品ロスを減らそうという取り組み__約65%の市区町村が行っていると回答。
給食の残食率を減らすためには?
- 無理強いをしない____子ども達が食べたいと思える環境にしよう!
- ビュッフェ形式____給食は自分で好きな量を取ることで、食事に対して責任感を!
- 料理や食材を身近に感じてもらう
〇残食削減への取り組みの一例〇
葉隠勇進株式会社さん
ー下処理で捨てられる食べられる部分を増やすー
・皮をスプーンで剥く
・無駄のない切り方の工夫
→そうした下処理方法を紹介し、多くの人が活用できるようにした。
結果
廃棄される量は削減され、一人あたりの給食の量も増加。
特別なアイテムを使わずに、食糧廃棄量も削減し、より多くの給食を提供できるように!
最後に
フードロスは、2015年に国連(国際連合)によって行われた
SDGs(= 持続可能な開発目標)の
課題の一つとされており、給食委託会社も取り組んでいくべきことです。
すでに多くの給食委託会社がフードロス対策に乗り出しています。
参考文献
環境省_学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(お知らせ) (env.go.jp)平成22年度 児童生徒の食事状況等調査報告書【食生活編】 p289