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【お知らせ】7/1~15まで、立命館大学大阪いばらきキャンパスにて「フードドライブ」を実施します
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笑顔を運ぶ人たち vol.8

2025 7/03
チームからのお知らせ インタビュー
インタビュー 食料支援
2025年7月3日
戸根明香
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食品ロス削減活動の一環として、近年注目を集めている「フードバンク」。
家庭や企業から余った食料を集め、必要としている人々や団体へ届ける取り組みです。

ぐらくま

『フードバンク』って何? と思ったら、ここをチェック!

ぐらくま

本インタビュー企画では、そんな食料支援活動の最前線で活躍する方々に焦点を当て、インタビューをおこなっています。8回目となる今回は、愛知県名古屋市に拠点を置く「認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋」の代表、前川 行弘さんにお話を伺いました。

🔗 セカンドハーベスト名古屋
活動場所・拠点:愛知県名古屋市

目次

1. 現在取り組んでいることについて教えてください

戸根

現在どのような活動をされていますか?

前川さん

私たちはフードバンクとして、食料支援を行っている団体への支援と、行政の相談窓口を通じた個人への支援を行っています。また、私たちは生活に困っている個人を自立に導く術を持っていないので、これらを行う団体や相談窓口をパートナーと呼び、彼らに食品を提供することで共に困窮者支援を行うとしています。寄付する食品は食品メーカーや流通機関など、様々な企業に寄付していただいています。

前川さん

また、行政の相談窓口と連携した個人支援では、私たちが直接、食品を必要とする個人に寄贈するのではなく、困窮者が行政の相談窓口に伺い、相談員が食糧支援が必要と判断されたら私たちに「依頼書」という形で支援要請があり、それに基づき必要な食品を送っています。

戸根

提供される食品はどのようなものが多いですか?

前川さん

常温食品や冷蔵食品、冷凍食品と幅広い食品が提供されています。最も人気なのはお米です。

前川さん

フードロスが社会に周知されてきており、2022年は517トン、2023年は453トン、2024年は443トンと、提供される食品が年々少なくなってきています。また、現在物価高騰の影響で、食品メーカーや流通機関は熱心に食品ロスを減らす取り組みをしているためでもあります。食品の取扱量は年間約500トンと言えますが、その約8割がパートナー団体、約2割が相談窓口を通じた個人に配られます。

戸根

HPで拝見した前川さんのお言葉に「信頼が大事。」とありましたが、信頼とは具体的にどのようなものだと考えていますか?

前川さん

私たちは食品メーカーから食品を寄付していただいているので、転売をしたり、食品の安全を脅かしたりしてはいけません。食品を提供していただいた方々の信頼を得るため、提供先とは食品の品質管理を規定した同意書を締結した上で配布先に提供しています。

戸根

寄付される食品が減少しているため、支援に支障をきたしていると仰っていましたが、支援の受け入れ数を減らしたり、受け入れに一定の基準を設けたりしているのでしょうか?

前川さん

基本的に受け入れた食品を全て配布しています。寄贈される食品が減ってしまうと、1団体に配布できる量も自ずと減ってしまいます。しかし、年間400トンを超える食品を寄付していただいているため、助かっているという声を頂いています。

2. 活動を始めたきっかけは何でしたか?

戸根

設立した経緯やきっかけについてお伺いできますか?

前川さん

私は前任の方から引き継いでいるため、当事者ではありません。フードバンクの歴史は1960年代にアメリカで始まりました。日本には2000年代に導入されました。

前川さん

セカンドハーベストジャパンを立ち上げたチャールズマクジルトンさんが、東京でホームレス生活をしながら困窮者と関わりを持ち、上野公園で炊き出しのための食材を集めたいというのがセカンドハーベストジャパンが設立したきっかけとなり、2002年に活動が本格化しました。

前川さん

その後、2007年頃、テレビ東京「ガイアの夜明け」にてセカンドハーベスト・ジャパンの活動が紹介されました。活動を見た名古屋の有志たちが名古屋でこの活動をしたいと思い、セカンドハーベストジャパンの指導を仰ぎ2008年にセカンドハーベスト・名古屋を設立しました。

戸根

その後、どのように活動を展開していきましたか?

前川さん

立ち上げた当初はリーマンショックで、名古屋に生活困窮者が溢れていました。また、彼らに炊き出しをする団体が多くあったため、私たちはそのような支援団体に食品を提供しようと考えました。その活動が徐々に広まり、児童養護施設や母子家庭施設、障害者支援施設などといった様々な団体に食料品を提供するようになりました。

前川さん

2011年に東日本大震災があり、セカンドハーベスト・ジャパンを通じて食料支援をしました。その後、避難所から仮設住宅に移った人たちは支援が薄くなるというお話を聞いて、「ごはん応援箱」という食品ボックスを仮設住宅に住む人たちに送りました。2011年から2013年にかけて、約4000箱送っており、これをきっかけとして個人支援が始まりました。

前川さん

2015年に生活保護者が200万人を超え、政府は生活困窮者自立支援法という法律を制定しました。この法律は、生活保護になる前のセーフティーネットを作るという考えで、全国の各市に相談窓口ができました。そこでセカンドハーベスト・名古屋はこの相談窓口と連携することで、困窮する個人を支援できるのではないかと考えました。そして2015年〜2017年に東海3県のほぼ全ての相談窓口との連携をし、困窮する個人に食料支援をするようになりました。

戸根

行政と連携をとる食料支援とはどのようなものですか?

前川さん

生活に困窮する人が相談窓口に行き、話を聞いた窓口の相談員が緊急で食料支援が必要だと判断すればセカンドハーベスト名古屋にFAX(依頼書)を送ります。支援を必要とする方々の国籍、家族構成、インフラの有無、病気・アレルギーの有無等を聞くことで、お届けする食品を変えています。その家族に適した食品の詰合せをつくるという考えです。

前川さん

お届けは困窮者が相談窓口を訪れた翌日になります。基本はお米5キロとその家庭に応じた食料品が入っており、合計で12から13キロほどです。食品をいただいた困窮者はもちろんのこと、相談窓口の相談員も生活困窮者からの信頼感が増し、自立を促す支援がしやすくなったとの声もいただきました。現在は年間、約7000箱ほど送っています。

3. 活動で感じている課題

吉井

活動を続ける中で、特に課題だと感じていることは何ですか?

前川さん

やはり、食品を集めることですね。個人支援用に必要な食品はたくさんありますが、思うように集まりません。

吉井

寄付金などの支援もあるんですよね?

前川さん

はい、募っています。NPOの運営はほぼ寄付金により成り立っていると言えます。でも、現状は食品の収集がままならず理想のフードバンクの姿とは言えません。食品ロスが減っているのは良いことですが、その分支援に使える食品も減っているんです。

吉井

活動の継続にも課題があるとか?

前川さん

はい、活動の中心になる人材がいないんです。組織の代替わりも進んでいません。意識が高く、責任感のある若者にぜひ引き継いでほしいです。

4. 最終的に目指す社会像とは?

吉井

最終的に目指す社会は、どのようなものでしょうか?

前川さん

誰もが食に困らない社会ですね。団体としても、東海三県で食のセーフティネットを構築することを目指しています。

吉井

個人支援は行政と連携しているんですよね?

前川さん

はい、すでに106の自治体と連携しています。ただ、団体支援はまだ名古屋近郊に限られています。

吉井

食品を大量に支援したいという申し出があっても、受け入れを制限しているのはなぜですか?

前川さん

必要な分だけ受け取るようにしているからです。必要以上に受け取るとバラマキ傾向になりやすく、余った食品がどこに流れるか分からないのはリスクです。お互いに信頼し合い、提供側にとっても安心できる仕組みにするためですね。

吉井

全国的なネットワークづくりも必要ですね。

前川さん

はい、地域のフードバンク同士が連携して食品を融通できる体制が必要です。国レベルでも企業が安心して食品提供できるようにしていく動きがあります。

5. 学生へのメッセージ

吉井

学生に向けて伝えたいメッセージはありますか?

前川さん

まずはフードバンクの存在を知ってほしいです。そして、余った食品を寄付する風潮を広めていってほしいです。これは、最も簡単な社会貢献ですから。

吉井

名古屋では学校や企業でもフードドライブを行っているんですね。

前川さん

はい、小学校から大学、無印良品、ファミリーマート、スーパーまで広がっています。名古屋市では家庭ごみを減らそうと家庭内の余った食品を集めて、私たちにも届けてもらっています。


6. 最後に伝えたいこと

吉井

最後に、これだけは伝えたいことはありますか?

前川さん

気軽にお金や食品を寄付できる文化を一緒につくっていきましょう。

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編集後記

8回目となる「笑顔を運ぶ人たち」、いかがでしたか?
今回は、愛知県名古屋市を拠点に活動する「認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋」の前川行弘さんにお話を伺いました。東海地方で食のセーフティーネットを作るというミッションのもと、食料支援を行っている団体の支援や行政を通じた個人の支援などと、精力的に活動されています。今回のインタビューを通して、必要とする団体や個人に、余すことなく食品を配るという姿勢が印象的でした。また、食品を寄付してくださる団体や協働してくださる行政に信頼される団体になるためには、寄贈された食品を正確に配布しなければならないということを学びました。

 名古屋市では学校やコンビニエンスストアなどで、フードドライブが行われているとお伺いしました。「フードドライブ」とは家庭で余っている食品を集め、フードバンクや福祉団体などに寄付する活動です。あなたが住む地域でも、フードドライブを行っているお店や学校があるのではないでしょうか。賞味期限が近くなった非常食やイベントの景品・お歳暮などをフードドライブに持っていくことで、私たちも誰かの食卓を作ることができるのです。ぜひ、お近くのフードドライブ実施場所を調べてみてはどうでしょうか。あなたもフードロス削減の一員になりましょう!!

 次回は「横浜」で食料支援をしている方のインタビュー記事です! ぜひご注目ください!!

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インタビュー 食料支援

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