食品ロス削減活動の一環として注目を集める「フードバンク」。
これは、家庭や企業から余った食料を集め、
それを必要としている人々や団体へ届ける取り組みです。
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本インタビュー企画では、そんな食料支援活動の最前線で活躍する方々に焦点を当て、インタビューをおこなっています。
4回目となる今回は、新潟県柏崎市を拠点とする「フードバンクかしわざき」の代表、
小池勝己(こいけ かつみ)さんにお話を伺いました。
活動場所: 新潟県柏崎市および近郊市町村
活動拠点: 商店街内の交流拠点(えんま通り商店街)
過去の記事はこちらでチェック!
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【vol.1】笑顔を運ぶ人たち【一般社団法人フードバンクながはま(滋賀県長浜市)】
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【vol.2】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人日本もったいない食品センター(大阪府摂津市)】
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【vol.3】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人フードバンクいるま(埼玉県入間市)】
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【vol.4】笑顔を運ぶ人たち【フードバンクかしわざき(新潟県柏崎市)】
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【vol.5】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人フードバンクイコロさっぽろ(北海道札幌市)】
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【vol.6】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人フードバンクネット西埼玉(埼玉県所沢市)】
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【vol.7】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人もったいないジャパン(神奈川県茅ヶ崎市)】
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【vol.8】笑顔を運ぶ人たち【認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋(愛知県名古屋市)】
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【vol.9】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人フードバンク浜っ子南(神奈川県横浜市)】
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【vol.10】笑顔を運ぶ人たち【NPO法人食・支援ネット(神奈川県横浜市)】
活動を始めたきっかけは何でしたか?
岡野活動を始めたきっかけを教えてください!
小池さん地域の食品ロスと貧困問題を同時に解決したいという
強い想いがありました。
当初は『フードバンクにいがた』の柏崎拠点として始めましたが、
柏崎市特有の課題に対応するため、
独立した団体として活動を展開することを決意しました。
活動の経緯は以下の通りです。
- 活動開始: 初期は個人で活動を始め、地域の喫茶店店長から保管場所を提供してもらい運営開始。
- 資金調達: 補助金を活用して新たな拠点へ移転。
- 現在の運営: クラウドファンディングや商品型支援を継続的に取り入れ、持続可能な資金調達を実現中
小池さん食品ロスが多い一方で、
食料に困る方々がいる現実を見て、行動せずにはいられませんでした。
多くの方々の支えがあったからこそ、
現在の形を作り上げることができました。
現在取り組んていることについて教えてください
岡野現在どのような活動を行っていますか?
小池さん主に以下の3つの取り組みを行っています。
1. 食品の寄付と提供
- 寄付: 柏崎近郊の個人、団体、地域店舗、企業から食品の寄付を募る。
- 提供: 子ども食堂、ひとり親家庭、生活困窮者へ食品を提供する。
- 環境づくり: フードバンクの倉庫兼交流拠点とするテナントスペースや喫茶店、公共施設、Family Mart協力店舗など、市内数カ所にフードドライブの拠点を設置し、住民が気軽に寄付できる仕組みを整備する。
岡野どのような方からの寄付が多いですか?
小池さん高齢者や50~60代の主婦が多いです。
岡野他の活動を教えてください!?
小池さん啓発活動と地域との連携です。
啓発活動では、以下のことを行なっています。
- 講演会・ワークショップ: 食品ロス削減の重要性を地域の小学生や住民に伝えるイベントを実施。
地域との連携では、
- 協力体制: 新潟県フードバンク連絡協議会と連携し、県内全域で支援活動を展開。
- 資金基盤: 継続的クラウドファンディングや企業協賛で持続可能な運営体制を構築。
小池さん地域住民の協力や多様な支援者のおかげで成り立っています。
これからも地域全体で課題解決に向けて歩んでいきたいと思います。
最終的に目指す社会像とは?
吉井最終的に目指す社会像とはどのようなものでしょうか?
小池さん私たち(フードバンクかしわざき)は食品ロスがなく、
すべての人が食品に困らず生活できる社会を目指しています。
その理想社会では
フードバンクの存在すら不要になることが最終目標です。
この社会を目指して、いくつかの取組をおこなっています
- 啓発活動: 小学校で講演活動を行い、食品ロス削減やSDGsについて子どもたちに教育。
- 若者世代との連携: 若い世代の意識向上が社会全体へ良い影響を与えることを期待。
小池さんSDGsの一環として食品ロス問題の解決に取り組むと同時に、
地域や若者たちと連携し、
持続可能な仕組みを構築していきたいと考えています。
活動で感じている課題
吉井活動で特に課題に感じていることは何でしょうか?
小池さん利用者が増える一方で、食品の供給が追いつかないことが課題です。
具体的な問題として、
- 寄付だけでは足りず、年間5万円の予算で必要最小限の食料購入と支援団体からの食料寄付(寄付金による食品購入)で賄っている現状がある。
- フードバンク利用者の増加により、一部でフードバンクへの依存の傾向が見られる。
小池さん全員を支援したいという気持ちはありますが、
持続可能な運営とのバランスを保つことが難しい状況です。
学生へのメッセージ
吉井学生に向けて伝えたいメッセージはありますか?
小池さんフードバンクや生活困窮者支援の現状を知り、
ぜひ若者たちの発想や力を活用してもらいたいです。
具体的なメッセージは2つあります。
- 学生には現場を知り、自分たちにできることを考えてほしい。
- フードバンクに代わる新しい仕組みを考えてみてほしい。
最後に伝えたいこと
吉井最後に、これだけは伝えたいことはありますか?
編集後記
「フードバンクかしわざき」の活動には、
食品ロス削減や地域支援の未来を変える可能性が詰まっていると思います。
これからの持続可能な社会づくりに貢献したいと考える方々にとって、
大きなインスピレーションを与える活動であるとこのインタビューを書き終わり、感じました。
また、代表の小池さんの情熱に心を打たれました。
当初は30〜40分程度を予定していたインタビューでしたが、
気づけば1時間半にわたりお話を伺うことができました。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき、深く感謝申し上げます。















